ハリマツリ

琉球列島

Duranta erecta L.  [クマツヅラ科]

別名:タイワンレンギョウ、サガリバナ、デュランタ

 原産地は北アメリカ南部~中央アメリカ。熱帯~暖帯下部に分布。世界に観賞用低木として拡がる。山口県では暖かい沿海地の周防大島町や上関町などで露地に栽培されている。総状花序は下垂し、上から順々に開花する。沖縄ではほとんど一年中開花するが、4月が最も多い。果実は多く、黄色に熟して各地に分散される。各島に多数野生化している。近年、黄葉の「ライム」や白花の品種(写真)がよく栽植されている。(南敦)

沖縄県波照間島 2017年4月13日 藤本健治撮影

〈果実〉沖縄県波照間島 2017年4月13日 藤本健治撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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