ヒメイワダレソウ

Lippia canescens Kunth  [クマツヅラ科]

 山口植物学会が2008年10月25日、萩市見島を調査した時、海近くの新造の道路の脇に多量に群生。南敦はこれを『山口の植物』 No.47, P.5でイワダレソウと間違って発表していた。全形が似ているが、葉は小さく薄い、茎は細い、枝が密に出るなどの違いがあった。『最新園芸大辞典7巻』によって標記の植物とわかった。ペルー原産で花壇などに「ヒメイワダレソウ」として植えられていた。証拠標本は山口県立山口博物館に納めてある。同館初記録である。(南敦)

山口県萩市見島(乾燥標本) 2008年11月4日 南敦撮影

山口県萩市見島(乾燥標本) 2008年11月4日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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