ノヂシャ

Valerianella locusta (L.) Laterr.  [スイカズラ科]

 原産地はヨーロッパ。アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどで野菜として栽培され、それらが逸出帰化。日本には明治時代初期に入った。野菜としては定着せず、主に河川の岸などに広がった。山口県では、『山口県植物誌』によると、「萩市萩、1902年5月1日、二階重楼」が最初である。近似のシロノヂシャの花が純白色なのに対し、ノヂシャは淡青色である。山口市徳地に多い。(南敦)

山口県山口市徳地堀 2016年4月17日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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