2021.03.07 09:40シロノヂシャValerianella radiata (L.) Dufr. [スイカズラ科] 原産地は北アメリカ。1993年神奈川県で見つかった。ノヂシャの花冠が淡青色、果実がほぼ円形、長さ・幅ともに2~2.5㎜に対し、シロノヂシャは花冠が純白色、果実が長楕円形である。南敦は2015年5月17日、佐波川法面(旧徳地町堀)採集の標本を山口県立山口博物館に納めた。同館では初記録である。花冠の色に気をつけて見ればかなり見つかるかもしれない。(南敦)
2021.03.07 09:34ノヂシャValerianella locusta (L.) Laterr. [スイカズラ科] 原産地はヨーロッパ。アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどで野菜として栽培され、それらが逸出帰化。日本には明治時代初期に入った。野菜としては定着せず、主に河川の岸などに広がった。山口県では、『山口県植物誌』によると、「萩市萩、1902年5月1日、二階重楼」が最初である。近似のシロノヂシャの花が純白色なのに対し、ノヂシャは淡青色である。山口市徳地に多い。(南敦)
2021.03.07 09:26ウスベニカノコソウCentranthus macrosiphon Boiss.[スイカズラ科]別名:ナガバカノコソウ 原産地は南ヨーロッパで越年生草本。暖地では相当前から栽培されていた。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録は、「東和町外入、1988年4月17日、南敦」が最初である。現在(2017)、周防大島町情島や上関町長島、光市牛島、柳井市伊保庄などでは多数野生化している。(南敦)