サンシチソウ

Gynura japonica (Thunb.) Juel  [キク科]

 和名は漢名の音読みで三七草。漢名は土三七または三七と書く。葉の裂片の数が3~7であるからである。原産地は中国。日本には江戸時代初期に薬用として入り、近畿以西の谷間などに点々と野生した。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「佐波郡柚野村、1906年8月18日、小田常太郎」が最初である。その後、下松市、美祢市(美東)、福岡県英彦山(2008年7月6日)などで採集している。(南敦)

福岡県英彦山山麓(南敦栽培) 2015年9月20日 南敦撮影 

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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