ミドリハカタカラクサ

Tradescantia fluminensis Vell. cv.  [ツユクサ科]

 南アメリカ原産の常緑多年生草本。花は夏~秋。花被は白色で3個が同形。シロフハカタカラクサの白斑が消えたもので、大きな群落となっている。近似のノハカタカラクサ(トキワツユクサ)は葉裏や茎が紫色を帯びるが、この種は冬も全体緑色である。これは重要で、そこから名がついた。山口県では両者の区別がされてなく、いつごろ入ったかは不明である。(田邊護)

山口県周防大島町神浦(茎は冬も緑色) 2016年12月19日 南敦撮影

〈花〉山口県周防大島町神浦 2017年4月23日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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