コヌカグサ

Agrostis alba L.  [イネ科]

 原産地はヨーロッパ。暖帯から亜寒帯まで分布し、世界各地に拡がった。日本にも道路法面などに播種されて拡がった。山口県では、『山口県植物誌』の記録によれば、「都濃郡清涼寺、1966年7月3日、岡国夫」が最初である。紫株(多い)と緑色株(少ない)があって円錐花序をつくり、紫色または緑色の小穂をつける。花期は5~6月。特徴は次の通り。0.6~1mの多年生草本で群生。小穂は長さ2~2.5㎜である。法面によく播種される。(南敦)

山口県周南市上村 2016年6月30日 南敦撮影

〈円錐花序〉山口県周南市上村 2016年6月30日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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