ヤクナガイヌムギ

Bromus carinatus Hook. et Arn.  [イネ科]

 原産地は北米西部。世界の暖帯や温帯に帰化。日本では1988年に森茂弥が学名不詳のまま、上記の名をつけた。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「宇部市常盤自然公園、1995年5月2日、末広雄次」がはじめである。開花期に約5㎜の黄褐色の葯をたれ下げるなどの性質がある。イヌムギは、日本のものは、閉鎖花のみで、葯は約0.5㎜である。(南敦)

山口県上関町戸津 2016年4月25日 南敦撮影

〈花穂〉山口県上関町戸津 2016年4月25日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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