ムクゲチャヒキ

Bromus commutatus Schrad.  [イネ科]

 原産地はヨーロッパ、北アフリカ。世界各地に牧草として渡り、野生化した。日本には、1957年群馬県ではじめて記録された。小穂は長楕円形で長さ1~2.5cm、5~10個の小花からなる。護穎には7~10㎜の芒がある。特徴は、小穂は無毛で、熟すると小穂の先から小花が容易に落ちていくことである。写真の標本は山口博物館に納めてある。(南敦)

山口県光市虹ケ浜 2016年6月3日 南敦撮影

〈小花が落ちた小穂〉山口県光市虹ケ浜 2016年6月3日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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