ホウキヌカキビ

Dichanthelium scoparium (Lam.) Gould  [イネ科]

 原産地は北アメリカ。全体に開出した毛がある。道路工事により法面に吹き付けられたものが多い。節の直上に輪状に腺がある。茎の上部や葉鞘にも腺があることもある。「萩市田床山、2011年6月15日、南敦」の標本は山口県立山口博物館で最初である。近似のニコゲヌカキビ「田布施町水上、1999年10月10日、南敦」は葉が更に細長い。長毛が多く腺は少ない。(南敦)

山口県岩国市愛宕町 2016年6月26日 南敦撮影

〈果実〉山口県岩国市愛宕町 2016年6月26日 南敦撮影

〈茎と葉鞘〉山口県岩国市愛宕町 2016年6月26日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

0コメント

  • 1000 / 1000