Lolium multiflorum Lam. [イネ科]
別名:イタリアンライグラス
原産地はヨーロッパ。世界中に飼料作物として渡った。日本には明治初期に入った。山口県では、『山口県植物誌』の記録によると、「光市光井、1951年7月、和田益夫」が最初である。現在(2017)は沿海地ほか各地の道路端に多い。近似のホソムギに比して次の性質を持つ。稈の上部や花序の軸はざらつく。護穎は長い芒を持つ。なお、ホソムギとの間には、容易に雑種ネズミホソムギ L. × hybridum Hausskn.ができる。その雑種に稔性があるため、生育地ではさまざまな中間形が見られる。(南敦)
山口県光市虹ケ浜 2016年6月16日 南敦撮影
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