ボウムギ

Lolium rigidum Gaudin  [イネ科]

 原産地はヨーロッパ。日本には、昭和時代初期に確認された。山口県では、『山口県植物誌』の記録によると、「吉敷郡竹島、1952年5月11日、岡国夫」が最初である。現在(2017)は至る所の海辺に多産する。次の特徴を持つ。小穂はくぼんだ花軸にはまり、苞穎は小穂と同じか少し長くて小穂を包む。小穂はほとんど芒がないか、ごく短い。花序は棒状に見える。(南敦)

山口県周防大島町情島 2016年5月20日 南敦撮影

 〈小穂〉山口県光市虹ケ浜 2016年6月5日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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