チクゴスズメノヒエ

Paspalum distichum L. var. indutum Shinners  [イネ科]

 原産地は基本種のキシュウスズメノヒエが北アメリカ。基本種は世界各地に帰化している。変種のチクゴスズメノヒエの原産地は不明。キシュウスズメノヒエより大型で、葉鞘や節などに白毛を密生している。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「阿知須町阿知須干拓地、1990年7月22日、南敦」が最初である。現在(2017)田布施交流館広場東側の田布施川に密生している。(南敦)

山口県田布施町田布施川 2016年8月13日 南敦撮影

〈葉鞘の毛〉山口県田布施町田布施川 2016年8月13日 南敦撮影

〈葯〉山口県田布施町田布施川 2016年8月13日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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